夜明けの鼓動
朝が来ないのは 君のせいだと
聞こえないフリして 夜を睨んでた
変だと思わずに 壁のシミを見てた
受け入れてみるだけ 何も変わらない
鎖に繋がれたままで 声を張り上げて唄う
膝を折るのを堪え 暗闇を振り払っている
鳥の鳴き声は ここまで届かない
見続けているだけ 知っているそぶり
言われなくたって わかってるくせに
夜は明日(あす)へ伸びて また立ち尽くした
空が赤く染まる時を 今日も待ちわびながら
世界を救う歌を いつまでも書き続けている
今も壁のシミは じっと僕を見てた
射し込む月の光 赤い世界照らす
君がこの夜に 手を差し伸べてくる
泣き笑いの笑顔 今日も明日もずっと
言わなくたって わかってるから
夜が明ける日を また待ち焦がれる
空が藍く染まる時を 今日も待ちわびながら
世界を救う歌を どこまでも唄い続けている