ありふれた歌
誰かが先に言ってたって 僕が見つけた言葉だから
胸を張って唄えるさ 何度でも 何度でも君に届くまで
どう受け止めようが構わないさ 伝えたい気持ちはここにある
ありふれた歌って君は言うかも でも嘘はついてないさ
言葉足らずでいつも勘違いさせてしまうから 歌にしたためてみたよ
こんがらがった気持ち整理してみたけど まだ自分でも解らないんだ
口下手な僕は 唄うしか術を知らない
強く抱きしめる勇気は まだ今の僕にないから
街路樹の下 木漏れ日の中で リズムに歩幅合わせ
鼻歌で歩きたくなるような 懐かしさ感じるメロディ
リクエストだって受けつけるさ 気にいらないならちゃんと言って
リボンかけるような優しい気持ちで 記念日にプレゼントするよ
慣れてない歌で 高い声が掠れていてもいいさ
おかしそうに笑う 君の顔が見れるなら
小春日和の 並木道の途中で 微笑み零れた時ふと
口ずさんでみたくなるような 夢の中で生まれたメロディ
その場凌ぎの フレーズで 君を喜ばせたくない
喰い潰されるだけの 歌なんて 誰の胸にも届きはしない だから
悲しませるもの 全て振り払えるように 心を篭めて唄うから
恥ずかしくて言えない事も 胸に抱いてた想いも 全部
手招きする闇に 追いつかれないように 君目がけ叫んでいる
まだ諦めたくないんだ 歌声を聴いて欲しい
超えられない夜に 踏み止まらせるような 強い歌響かせたい
未来の向こうに希望はあるさ 目をそらさない限り
心が離れても 耐え切れない夜に 押し潰されそうな君を
いつでもそばで助けられるように このありふれた歌を贈るよ