優しい青と嘘の赤
どこまでも青い空の下で 僕はかなしみを感じていて
ほのかに刺し込む陽の光りが 余計に心をさみしくさせた
どこまでも広い海の向こうで 鳥が飛び回ってるのを見て
優雅に見えるその姿に 未来を照らし合わせてたんだ
羽根がなくて飛べない僕はこの足で 一歩ずつ大地を踏み締めて
遠い自分を夢に描いて 今日もまた現実に飲み込まれた
優しい青を見つめて 赤い涙を流した
いつか辿りつけるはずの場所を思い描いて
閉ざされたカーテンの向こうで 君が裏切られて泣いている
悲しいならずっと泣いていて 声だけは僕に届くから
突き刺すだけの痛い言葉が 赤い血を胸ににじませる
温もりは嘘をつけないから 何も言わずに抱き締めていて
美しいものばかり溢れてるはずなのに どうしてこんなにかなしいんだろう
目に映る景色を眺めながら 今日も胸の痛みを堪え続けた
痛みはどこか赤くて ほんの少し優しい
君を信じられない僕は罰当たりかな
求めまくって すれ違いまくって
喜びとかなしみを胸に刻み続ける真っ赤な僕等を
泣きたくなるほど青い空が見下ろしている
未来にあきらめないように 赤い血をたぎらせて
繰り返される毎日を二人で生きよう
君がいなくなっても 僕はあの日と同じ
透き通った青くてまぶしい景色を何度も思い描くよ
何度だって思い描くよ