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色違いの鎖が九つ。この物語はもちろんフィクションだ。
けれど、俺の全てであることには変わりない。 一つの石に、複雑に絡み合っている。

ゆっくりと動き出し、坂を転がって行く。遠くから見守ってくれる両親に、 近くで笑い合ってくれる友人に。 鎖が重なり合う音は、彼等にしか聞こえない。

でも、これは無数に転がっている石のたったひとつ。
君達には、君達の石があり、彼等には、彼等の石がある。


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