「俺達はみんな、転がり続ける石だ。
ゴツゴツな奴、真ん丸の奴、のっぺらな奴。
転がって行く道も千差万別で、一筋縄じゃいかない。
神様はどうしてみんな一人一人に、違う心を与えたのかな?
――でも、そのおかげで俺達はこうしてここで出会ってる。
その人その人持ってるものはほんの少しずつ違うけれど、同じ部分で繋がる事ができる。
おかげで、すっごい嬉しい気持ちになれる。
だから、いくらでも泣いたって構わない。
その度に、削られて削られて転がっていける。
他の奴とぶつかって、大切な部分が欠けてしまう事だってある。
だけど、上手く転がれなくなったって、いくらでも方法はあるんだ。
そう、俺達はどこへでも転がっていける。
地響きを鳴らそう!
生きてる事を全身で感じるんだ!!」