interlude007
自分が周りの人に見守られながら生きていること。多忙な日常の中だとつい忘れがちになってしまう。
家族の愛情もそばにいればうざったく感じても、離れて暮らせば途端に大切に思えるもので、沈んでいる時には顔を思い浮かべるだけでも励みになる。
でも一番支えになるのは、そばにいる人。
恋人やトモダチ。口に出しては言わないけれど、あなたを大切に想っている。
弱った時には助けてくれる、一緒になって怒ってくれる、慰めてくれる、笑ってくれる。
かけがえの無いもの。
そして僕も大切な人達を優しい目で見守っている。
いつの日か恩返し出来るように、強くなろうと力を蓄えている。
でも、覚えている人以外にも、どこかで誰かが僕を見ているんだ。
その人とはほんの一瞬すれ違っただけかも知れないし、柱の影で見つめているのかも。
人だけじゃなく、長い時間を過ごした街並とか、大切な想い出の品とか、自分を支えてくれているものは知らないだけで、多分数え切れないくらいあるんだ。
それら全てひっくるめたものが君だってことを、ちゃんと覚えておいて。