interlude011
僕が生きている限り、この世界はどこまでも続いて行く。
好き?嫌い?自分のことを思う気持ちと現実に対する視点は常に重なっている。
どうしようもなく楽しい時は、世界が輝いて見える。
悲しみを振り払えず落ち込んでいる時は、付き纏う現実が憎らしく思える。
休む間も無く押し寄せて来る喜怒哀楽に忙しい毎日を送りながらも、感情の揺れ動く自分自身が愛しくてたまらないのは、生きている実感を肌で心で感じているから。
この人生が例え誰かの書いた物語だとしても、感じるものは全て僕にとって本当だから関係無い。神様が一歩先の未来を知っていても、教えて貰おうとは思わない。
山あり谷ありの日々を乗り越えて行くのが今は死ぬほど楽しいからね。
勿論逃げたくなる時はたくさんあるけれど、それ以上にやりたいことが山程あって。
死んでなんていられないよ。
まだ見たこともないものが目の前に無数にあるのに、見過ごしたくなんてない。僕は自分の意志で渦中に飛び込んだ。その落とし前はきっちりつけないと。
周りの人に支えられながら今を生きている僕でも、手を離してもひょろっとした芯は自分の力で立って、ファイティングポーズを取るくらいの意志と力がある。
未来を知りたい。
頭の中で思い描いた理想じゃない、そこに立った自分の姿を見てみたい。
時の流れの先に散らばる素晴らしいものと出会える日を掴まえに行くんだ。