interlude015

　何も世界を変えようと思っている人間は自分一人だけじゃない。
　全てを塗り替えようとしている人や、自分の目に見える部分だけを変革しようと思っている人、自分自身に革命を起こそうと躍起になっている人、たくさんいる。
　先を目指し道を歩く途中で、似た者同士は引き寄せられる。
　その人が一生の相棒となる時もあれば、似ているのは表面だけで実は全然違い、仲違いを起こしすれ違う事だって勿論有り得る。
　でも一緒にいた時間は、お互いを信頼しその中で得たものは、一生の宝物になるから。間違っていたなんて言わないように。
　相手にとって自分と一緒にいた事を大切な時間だったと後で振り返った時に言って貰えるように、今この瞬間を大切にしよう。
　出会った事を運命と思える人と出会えるのは一生の内、限られた数しかいないだろう。今一緒に過ごしている相手がその人なのかどうかは、後になってみないと解らない。
　同じ時を過ごしている中で胸に感じる熱情を、胸に留めておこう。心が触れ合い涙が溢れそうになる瞬間を、いつまでも忘れずにいよう。
　他人と繋がる感覚は、決してまやかしなんかじゃないから。