interlude022
自分の足下がふと崩れそうになった時、支えてくれる大切な人達。
信頼は意思疎通の繰り返しによって育まれて行く。
毛嫌いしたくなる時や、波長が合わずに悪態をつきたくなる時もある。それとは逆に、相手の事をより知ろうと、心の壁を取り払い懐に近づきたくなる時もある。
押しては返す波のように、コミュニケーションを繰り返す。
過ごした時間は絆の強さに変わって、こちらとのずれの部分もより明確に見えて来る。
それでも一緒にいられるかどうかは、お互いの想いや現実との都合による。
何も、相手の全てを許し、受け入れる必要は無い。自分が耐えられなくなって、潰れてしまう事も少なからずある。それが他人と一緒にいると言う事。
鏡の中に手を伸ばして、向こうの手と繋げるなんて有り得ない。
むしろ、予想の範囲外の行動で一喜一憂させてくれる相手の方が、より刺激的で、退屈にならない時間を与えてくれる。
そして感謝の気持ちも、そんなやり取りの中から生まれて来るものだから。