interlude013
私は他人を好きになんてならない。
相手がどんなブ男だって、股を広げてあげるわ。それならもちろんお金は取るけど。
他人の気持ちなんてわからないしわかりたくもないけど、入れられてる間はほっとする。
だけどどこまで行っても独りなんだって、その時強く思う。
結局私は私を満たしたいだけ。
ぽっかり開いた感情の胃袋を埋め尽くしたいの、飢えから逃れたいの。
お腹一杯になっても、時間が経てばまた欲しがる。
悦びを、カナシミを、そして――他人を。
他人と繋がるだなんて吐き気がするほど嫌なのに、他人がいないと何もできやしない。
だったら開き直ってやるわ。
この場所から、何もかも貪り尽くしてやるんだから。