interlude023
自分の存在が常日頃から誰かに否定されてるような気がしてしまうのは、ただの思い過ごしなのか、身に覚えがあるからなのか。
この人は、俺のことを一体どう思ってるんだろう。
そんな疑問が脳裏を過ぎってしまうと、その場の笑い話さえ空虚に思えてしまう。
知らない間に他人を傷つけてしまうことも、意識して傷つけてしまうこともある。
ある日突然ナイフで脅されて刺されても、文句は言えない。
両想い、もちろんそれが理想だけど、世の中は上手く行かないことだらけだ。
信じること。裏切られること。この二つは薄氷の裏表で重なってて、とあるきっかけで羨望が憎しみへ変わる。それだけ、人の想いは力強く、意志の原動力となる。
裏切られることがわかっていても、信じ続けていたい。そんな綺麗事を述べてる自分は、平気で人を裏切ったりするんだろう。
後悔と言う名の深い傷跡を抱えて。